より多くの患者を救う場
そしてより多くの鍼灸師が働く場を増やすために

大成堂プロフェッショナル株式会社代表の藤田勇に、大成堂のミッションや目指すビジョンについてインタビューしました。大成堂プロフェショナル株式会社が何を目指す会社なのかを知ってください。

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ー大成堂プロフェッショナル株式会社について教えてください

弊社は群馬県伊勢崎市で大成堂中医針灸院という自費の鍼灸院をやっております。

月に延べ500人から600人くらいの患者さんが来院いただいており、スタッフは3名。私を含めて4人体制で日々治療にあたっております。

主な患者さんの症状としては、めまい・耳鳴り・突発性難聴などの耳鼻科疾患、もしくは自律神経系の機能性ディスペプシアや眼瞼痙攣などですね。

そして、今もう一つ力を入れているのがパニック障害や不安神経症、不眠症などの心療内科系の症状ですね。

一般的な鍼灸院のように、腰痛・肩こりのような症状の患者さんが非常に少ないのが特徴です。

最初の10年間は鳴かず飛ばずの苦しい時期でした

ー大成堂プロフェッショナルの歴史について教えてください

ここを立ち上げたのが2005年ですね。この治療院を私1人で始めました。そこから10年経って、2015年に大成堂プロフェッショナル株式会社として法人になったという経緯があります。

最初の10年間は非常に大変でした。鳴かず飛ばずの10年でしたね。

法人になってからも、最初の数年は割と大変で、本当に満足できる状況になったのは、ここ3、4年くらいですかね。

急激に伸びることができて、ようやく今の状況になれたというところです。

多くの苦しんでいる方たちを救っていくことが私たちのミッション

ー大成堂プロフェッショナルのミッションは?

西洋医学が中心となる現代社会において、西洋医学ではカバーできない問題を抱えている人が非常に多く、そういう方を救うことができると、今までの実績の中で思っているので、もっと世に知ってもらってより多くの苦しんでいる方たちを救っていくことが私たちのミッションだと考えています。

また、私が鍼灸師の免許を取ったときに、腕を磨くにも自費の鍼灸院で修行が出来る場所がなくて苦労した経験があるんですね。

そういったことから、鍼灸学校を卒業して腕を磨きながら、しかもきちんと会社として雇ってもらえるような環境・体制を作っていくことも弊社のミッションであると思っています。

今は1つの治療院としてやっていますが、もっと広げていくことによって、多くの鍼灸師を雇うことが出来るようになるというところを目指しています。

スイッチが入るまではのんびり、スイッチが入れば一気にいける

これは私の性格的なものではあるのですが・・・

高校受験で偏差値のテストを受けたとき40くらいしか偏差値がなくて、「このままじゃ絶対に受からないぞ」と3年生の夏休みに先生から言われ、そこから1年発起して勉強したら70近くまで偏差値があがって、高校にも無事に合格したということがあったんですね。

私自身、スイッチが入れば、一気に集中して頑張っていけるんですが、スイッチが入るまでは比較的のんびりしてしまうということがあり、これは経営のときにも経験しています。

開業のきっかけは区画整理

ー開業のきっかけを教えて頂けますか?

ここの治療院は実家の1階でやっていますが、鍼灸学校に行っている時に、区画整理で実家が動いたんです。

それで家を建て替えることになった際、親からどうせ建て替えるんなら1階を治療院として作ろうということを言われて「じゃあ開業するか」くらいの気持ちで開業に至ったという経緯があります。

実は、そのころまだ鍼灸学校の学生だったこともあり、それまで家で開業することはあまり考えていませんでした。

まだまだ鍼灸師として未熟だったために、中国へ留学したり、東京の治療院で働きながら勉強して、ようやく開業したのが2005年という感じですね。

いつ辞めようかとずっと思っていた暗黒の10年

ー開業してからどうでしたか?

治療院という箱がすでにできてしまっていたのでスタートしてはみましたが・・。

学校で鍼の勉強をして、中国へも留学していた経験もあったので、まぁなんとかなるだろうというくらいの気持ちでしたのでうまくいくわけはなかったです。

この時はまだスイッチが入っていなかったという感じですね。

案の定、開業したものの決して順風満帆ではなく、苦しい時期を経験しました。

経営のことを全く考えてはいなかったですから、患者さんが来なくてもどうしたらいいかわからない状態でしたね。

当時は、今のスタッフが2~3日で稼ぐ売上を1ヶ月でやっと稼ぐというような状況が、かなり長い期間、2~3年ですかね、続いていました。

このころはいつ辞めようかとずっと思ってましたが、幸い治療院が実家でしたので、家賃がかかるわけでもなく、親にご飯は食べさせてもらえていたので細々と続けていました。

このころが暗黒の10年ですね。

このつらい時期でも、細々と諦めずにやって、経営の勉強もしながら徐々に法人になれる規模まで成長することができました。

法人になったはいいけど更なるピンチが

実はもう一つピンチがあったんですよ。じつはこっちの方がダメージが大きかったです。

スタート時は親に食べさせてもらっていたのでなんとかなったんですけれど、法人になって、スタッフも一人雇って、そうすると当たり前ですけど、社会保険とか出ていくものが突然増えたんですね。

それで資金繰りが危うくなって、毎月毎月通帳を見ると、だんだんお金が減っていくという状況だったので一番きつかったですね。

経営の師匠との出会いで状況が一変

そんな状況の中で、経営の師匠という人に出会い、その師匠に教えを請いながら、実際に言われたとおりにやっていく中で、経営が急激に右肩上がりになっていったんです。

ここが一番のターニングポイントでしたね。

経営者として大切にしていることは「感情を出来る限り入れないこと」

ー経営者として大切にしていることを教えてください

私が経営者として大切にしていることは、まず感情を出来る限り入れないということですね。

苦しかった暗黒の10年もそうですし、法人化してからの数年間、大変だった時も毎日キリキリはしていましたが、やるべきことが決まっていて、それを淡々とやっていく。

コロナの時も1ヶ月間だけですが、業績がガクっと落ちましたが、その時もやるべきことをやることによって、出来る限り気持ち的に落ち込まないようにするということを意識していました。

もちろん、人間ですので難しい部分もあるんですけど、目を向けるのはやれることをやっていくということはすごく大切にしている部分ですね。

事実(数字)をもとに考える。というのが師匠の教えなんですが、数値を見ていけば現状が分かってくるということなんです。だから感情だけで一喜一憂しないということが大事だと思って経営しています。

今の現状に安心せず常に先々を考えて動いていく

そしてもう一つ大切にしていることは、うまくいっていても先々を考えて動いていくということ。
今の現状に安心しないということ。

投資的な感覚で、うまくいっている時にいろんなことを覚えていくという意識も、経営者として大切にしている部分ではあります。

向上心がないと勤まらないのが大成堂プロフェッショナル

ー大成堂に向いている人はどんな人ですか?

今はスタッフも増え、スタッフとともにできている部分があるんですけど、弊社で一緒に働いていくためには「向上心」は大事かなと思います。

業務としてもちろん働くんですけど、それを「こなす」とか「働かされている」という感覚の人は違うと思いますね。

目の前にあることが、自分の成長のために必要なことだととらえて積極的に動いていける人、そんな人は一緒に働きたいと思える人ですね。

逆に、成長意欲がない人は居づらいと思いますね。色々学んでもらうために私自身もスタッフにいろいろなことを投げていくので、それがないと大変かと思いますね。

私自身が死ぬまで向上していきたいので、学んでいきたいという気持ち、向上心を持ってない人は、私たちの仲間にはなれないと思いますし、逆に向上心があればどんどん成長できる会社だと自負しています。

あとはどちらかというと弊社は、明るく元気というよりも、少し落ち着いている感じの人の方が働きやすいかなとも思いますね。

明るすぎると少し浮いてしまうかもしれないですね。

より多くの患者を救う場、そしてより多くの鍼灸師が働く場を増やすために

ー今後のビジョンを教えてください

現状は1院としてやっていますが、仲間が増えて展開ができるのであれば、2店舗、3店舗という風に広げていって、それが多くの患者さんを救う場を増やすということになりますし、鍼灸師が働く場としての器も大きくなるので、そこは目指していきたいと考えています。

また、今現状でもやっていますが、鍼灸師に教えるということを全国的にやっていきたいですね。

できれば海外にまで教えにいくというチャンスがあればやりたいなという野望はありますね。

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